◆カカオを通して世界を変える インドネシア産カカオ豆は、低品質という評価をずっと受けていました。 距離が近いのに輸入量が少ない、なぜ低品質なんだろう、Dari Kの歩みはそんな素朴な疑問から始まりました。 品質に関係なく先物取引市場で価格が決まってしまうカカオ豆。努力して良いカカオ豆を作っても値段に反映されないから、誰も手間をかけて良いものを作ろうとしない……。その構造を根本から変えていこうというところから取り組みは始まりました。 インドネシア・スラウェシ島のカカオ農家に栽培・発酵の指導を実施。Dari K独自の基準を明確にし、高品質のカカオ豆ならば高く買い取るという仕組みを作り、現地法人を設立して農家との協業を行ってきたのです。 Dari Kの現地での取り組みは、カカオ農家の収入も安定させるためのトロピカルフルーツの混植、六次産業の支援で現地の雇用を促進するなど、さらに広がり、国内外の注目を集めています。
◆Dari K 株式会社 カカオの産地に拠点を構え、チョコレートに留まらないカカオの可能性を切り拓くカカオプロデューサー。 インドネシアの生産者とともにカカオの栽培・収穫から発酵・乾燥まで一貫して管理し、良質なカカオ豆から厳選して作られるチョコレートは、豊かなアロマとフルーティーな酸味が特徴。パリのサロン・デュ・ショコラには2015年から毎年出展し、国際的なチョコレートの品評会C.C.C.では2015年から4年連続受賞。カカオの生産地での取り組みも国際的に高く評価され、SDGsの先進企業としても国内外から注目を集めています。