トウカエデ<唐楓> [国内産] 種子30粒 Trident maple Japan 30 seeds
・学名 Acer buergerianum
・埼玉県産。2021年10月収穫の種子です。種子の画像は入荷直後に撮影したものです。種子は低温保管していますが、徐々に褪色が進みます。ご了承ください。
・盆栽の定番。自然樹形で庭木としても
・種子の休眠打破は家庭用冷蔵庫で可能です。
・種子は収穫後数日間自然乾燥し、その後低温保管しています。種皮に水分を含んだ状態では、品質維持が困難なためです。
トウカエデは、中国南東部に自生するムクロジ科カエデ属の落葉性広葉樹です。
樹高は約20m、樹皮は暗灰褐色で縦にはがれ、まだら模様となります。
葉は枝に対生し、長さ4~8cmの単葉で、上部が浅く三裂します。表裏とも無毛で、表面は光沢のある緑色、裏面は帯白色です。
幼木の葉には低い鋸歯がありますが、成木では全縁となります。秋には黄色から赤色に紅葉します。
花は淡黄緑色で散房花序を形成し、4・5月に咲きます。
翼果は長さ1.5~2cmの一対で、ほとんど平行か少し開きます。種子は秋に成熟します。
紅葉が美しく樹勢が強いことから、街路樹や公園樹によく用いられるほか、盆栽にも仕立てられます。
種子は、半日の吸水後、休眠打破のために通常3ヵ月程度の低温湿潤貯蔵(cold moist stratification)が必要とされます。
<低温湿潤貯蔵の方法>
1.吸水後の種子を湿らせた刻み水苔やバーミキュライトなどと混合し、チャック付ポリ袋(ジップロックなど)へ封入します。
2.冷蔵庫へ入れ、5℃以下で貯蔵します(ただし凍結は不可)。
※貯蔵中に種子が乾燥しないよう注意してください。
また成熟後に時間が経過し、種皮が乾燥した種子は、低温湿潤貯蔵の前に数ヵ月常温湿潤貯蔵(warm moist stratification)を行うか、熱湯処理(hot water treatment)を行うことが推奨されます。
<常温湿潤貯蔵の方法>
低温湿潤貯蔵の手順1後に、室温で管理します。
<熱湯処理の方法>
通常の吸水の代わりに、耐熱容器(湯呑み茶碗など)に入れた種子に沸かした湯を注ぎ、1日以上放置します。
トウカエデ<唐楓> [国内産] 種子30粒 Trident maple Japan 30 seeds