ぴろ 5 以前、Arduino基板を使ったシステムにバックアップ電源として市販のモバイルバッテリーを使ったのですが、一年ほど後では使用していたモバイルバッテリーが「安全性強化のため」か二次側電圧低下に即応しないモデルばかりになりモデルチェンジ前の製品を探してシステムを組んだことがありました。それ以来いろいろ「バッテリー」を探していたんですが、偶然この「Raspberry Pi用UPS基板」をネットで発見。UPSです!UPSは一次側電源の遮断に即応して二次側電源を低下させることなく供給する機能を持っていなければなりません。お値段はバッテリーと制御基板でわずか2千円。で、性能試験。UPSとしてちゃんと働くのか?取説はありませんが、販売サイトに日本語と英語それぞれの説明書きあるので到着後即接続できました。電池容量 3.7V 4000mAh入力: マイクロUSBポート出力: USB Type A 2ポート 5.1V 3AMAXもちろんMade in Chinaです。納品時のまま、Raspberry Piにつないだら電池にかなり充電されているようで4時間程度持ちました。で、一晩かけてFULL充電して、朝7時からRaspberry Piに接続して連続UPS動作。一次側電源ONでUPS基板に接続したRaspberry Piを起動。デスクトップが表示されたことを確認して、一次側電源をOFF。二次側電源OFFとならないことを確認してこのまま放置。午後1時頃確認したらUPS基板のLEDは50%を表示。さらに午後5時40分ごろに25%表示が点滅しだしもう少しで落ちてしまうという警告状態。午後5時55分ごろ4つのLEDが流れるな様表示になりすぐに5V 出力がシャットダウン。午前7時から午後5時までの約10時間、電源を供給できたことになります。またシャットダウンしたUPS基板を再度充電させると3時間ほどでFULLになりました。自分が使っているデスクトップPC用の小型UPSはAC100Vが遮断されてから数分~10分程度電源を供給し続けて仕事中のデータを安全にセーブするために使います。このRaspberry Pi用UPSはRaspberry Pi本体が小電力で動作することあり10時間も電源供給できるのです。今回は「Raspberry Pi 3 Model B基板」+「HDMI出力」+「USBマウス」の構成で試験しましたのでこの時間持ちましたが、IO基板などを追加して負荷が増えれば当然給電時間は減ります。前記のArduinoのシステムにもほぼこのまま使えます。野外設置システムや移動システムなど電源が不安定なシステムに使えるはず。あくまでも私の評価です。いろいろな用途で評価は変わってくると思います。使用に当たっては購入者ご自身で評価してください。Amazon.comでの評価にはかなり厳しい記述もあります。