◆昭和13年制式(九八式軍刀)
1938年(昭和13年、皇紀2598年)制定。俗称は九八式軍刀。同年の服制改正に伴い第二佩鐶を廃し1個のみに制定し直し、
正装から略装まで一環で佩くようになった。
そのため昭和9年制式刀と基本形に差異はない、しかし支那事変中に制定され大戦終戦まで相当数が製作・使用されたため、佩用者の嗜好や等級のみならず、製作業者や時期により無数の種類がある。
旧制式に引き続き、時勢にまだ余裕のあった1940年(昭和15年)頃までは昭和9年制式刀と変わらず上等外装が多くを占めていたが、1941年(昭和16年)以降は太平洋戦争(大東亜戦争)開戦による物資不足や戦局の悪化に伴い、諸金具がアルミ製になったり、柄が木製のむきだしになったりと、徐々に部品の簡略化など外装品位は低下していった。
◆航空隊搭乗員用の短めの軍刀を再現しました。
サイズ:
全長:約71.5cm
刃長:約44.5cm
重さ:(鞘を含んで)約876g(鞘なし)約720g
材質:(刃)亜鉛合金
(柄)合成樹脂柄に純綿黒糸巻き
(鞘)木製軍刀鞘(国防色塗)合金金具