SAT 3 ステンレスの板材にエンドミルで凹みをつけただけ、という感じでした。まず平面部分のエッジですが、さすがにここはバリは残っていないものの、鋭いため手を切る恐れがあります。紙やすりでエッジを落とすべきでしょう。これをうっかり塗面に乗せた場合、ほぼ確実に傷がつきます。問題は窪みの部分。ここは削りっぱなしといった風情で、バリが残っています。不織布のワイパーで拭ってみると、窪みに引っかかって破れます。そんな鋭いバリが、窪みの個数x3方向分、残っているわけです。このままでは手を切る恐れがあるのはもちろんのこと、楽器に傷をつけるのもほぼ確実です。私はエッジは100番の紙やすりで、窪みのバリは精密やすりで落としました。全部で2時間の作業になりました。さらに、ハイフレット側のエッジが歪んでいて、短辺の断面側からみると斜めになっています。英文のレビューで直線が出ていないと批判されていましたが、全くもってそのとおり。端の方の加工はひどくいい加減です。まぁ、ゲージでみたいのは主にたわみなので、真ん中あたりが真っ直ぐなら使えないこともないのですが。というわけで、自分で仕上げ加工ができない方にはおすすめできない品質です。これを買うくらいなら、竹の直尺でも買って自分で加工した方がよっぽど早くて安心な工具が作れたのでは・・・と思っています。高い授業料でした。
jun 5 注文してから商品が到着するまでが長いので、まだ手持ちのインクがたっぷり残っているときに購入すべきですが、商品自体は問題なく使えています。まだ最初の一本目ですが、書き味はけっこうなめらかですし、ボテも(いまのところ)ありません。個体差があったりするのかもしれませんが、かなりお買い得だと思います。