食べ物・飲み物には体を温めたり、冷やしたりする性質があり五気といいます。
五気は寒・涼・平・温・熱の5つの性質をいいます。
紅茶は温に分類され、温性茶類といいます。
こちらは、体を温め、冷え性の人が摂るといいものとされています。
また、カフェインやカテキンが他の茶よりも少ないのが紅茶の特徴なので寝る前などに飲まれるのもおすすめです。
茶葉はツヤツヤと美しく、口に含んだ瞬間、祁門香と呼ばれる香りは、蘭ともバラとも言われ長く余韻が続きます。
まろやかかつ重厚な味わいがひろがり、そして、わずな酸味と軽い渋みがその味わいを徐々に引締めていきます。
時間が経つにつれて透明かつサッパリとした清々しい味わいに変わっていきます。
雑みの全くない澄んだ味わいは品質の良さを表しています。
紅茶の概念さえ変わりそうな、軽くやさしい味わい。
茶葉の発展に挑戦していた時代だからこそ誕生したお茶なのかも知れません。
この品種は、いわゆる紅茶の渋みや苦味を押さえ仕上がりを上品にする「小葉種」を使用しています。